当院では手術（呼吸器外科）・抗癌剤治療（呼吸器内科）・画像診断（放射線診断科）・放射線治療（放射線治療科）のエキスパートにより週１回開催される呼吸器カンファランスでそれぞれの患者さんに最適な診断・治療方針を全員で検討し、提供しています。

東京医科歯科大学　呼吸器外科の特徴は

1. 低侵襲手術による早期回復・合併症の少ない外科治療
   手術は“胸腔鏡手術”を基本にしています。
2. 局所進行性肺癌に対する完全切除をめざした集学的治療、高難度手術・拡大手術
   豊富な手術経験をもとに、何とか完全切除できないかを考えます。
   局所進行がんに対する抗がん剤放射線療法後手術・気管気管支形成術・肺動脈形成術・胸壁合併切除術・肺尖部肺癌などで今までに250例以上の経験があります。
3. 悪性胸膜中皮腫に対する集学的治療（全胸膜摘除・術中温熱シスプラチン潅流療法）
   診断・治療に積極的に取り組んでおり、当科で行っている全胸膜摘除・術中温熱シスプラチン潅流療法は50例以上行い、良好な治療成績です。
4. チーム力による術前術後管理
   麻酔科医・集中治療医・看護師・薬剤師・臨床工学技士・理学療法士・管理栄養士・歯科医師・歯科衛生士などによる多職種チーム医療を実現し、術前術後管理を行っています。